2003年8月27日〜30日 4日間 ひとり旅
8月27日(水) いざ、屋久島へ 晴れ
羽田-鹿児島-屋久島〜宮之浦-大川の滝-トローキの滝
◆やっちまったい
鹿児島にて乗り換え。急げっ
 とうとうやってしまった…。いつかこんな日が来るかとは思っていた。しかし本当に来るとは…。
 かつて長崎に行った時は無理矢理間に合わせてもらった。浜松町でチェックインしてしまったからだ。しかし今日は京急を利用してしまったために事前チェックインできる場所がなかった。

 そう、飛行機に乗り遅れてしまったのだ!

 鹿児島で屋久島行きの飛行機に乗り換えなければならないのであせったが、幸い次の便でも間に合うというし空席もあるという。しかしながらパックツアーで申し込んでいるので振り替えはきかず、鹿児島まで片道の航空券を買うはめになってしまった…。
 そして乗り換え時間はわずかのようで、屋久島行きの客は出口付近の座席に誘導される。鹿児島空港でも走って移動し、何人かの乗り換え客を乗せるとすぐに飛び立ったのであった。

 屋久島行きを決めたのは旅の4ヶ月ほど前のこと。当時仕事が忙しく、まともな休みなど夏に5日間取れるくらいであることが分かっていた。毎日満員電車にゆられ終電間際まで仕事をし、疲れきっていたのかもしれない。何かに圧倒されたかったのかもしれない。
 しかし屋久島に到着した時は何の感慨もなかった。
 宿の方が迎えに来てくださり乗ったワゴン車は、クーラーなどかけず窓を開けている。容赦なく顔にぶつかる風の中に海と濃い緑の匂いを感じたとき色彩がよみがえったような気がした。
 なんと空も森も空気も濃い場所なのだろう。
 だがそんなのはまだまだ序の口だったのである。

◆大川(おおこ)の滝
雨により水量が変わるダイナミックな滝
 宿に到着して荷物を置くと出かけるためにフロントでバスの時刻表をもらった。
 ペーパードライバーのためレンタカーを借りる訳にもいかず、バスをメインに移動するのだ。
 幸い私の止まった宮之浦地区は大きな集落でバスの本数もそれなりにある。
 まずは島をぐるりと半周した先にある大川の滝を目指すことにする。
 バスに揺られること1時間。島唯一の高校前から乗り合わせた少年たちに指さされながらもこっくりこっくり船を漕いでいた。
 滝はバス停からさらに少し下った場所にある。因みにバスはここからまた折り返す。
 島の外側をなぞるように道路はあるけれど、この先は大型車は入れないことになっているのだ。
 滝の音に導かれるように歩いていくと、滝が見えてきた。岩肌を滑り降りる水はダイナミックで美しい。雨の後などは水量が増えるためさらに迫力があるそうだ。
 できるかぎり滝つぼに近寄って飛沫を浴びてみる。水に触れてみると冷たくて気持ちがよかった。

 このまま帰るのももったいないので、トローキの滝に寄ってみることにする。

◆トローキの滝
海に直接流れ落ちる滝は上から見るとこんな感じ
 バスですっかり寝こけていたら「トローキの滝で降りる方〜」と何度も車内アナウンスで呼ばれていた…。運転手さんに降りるバス停を聞いていたから気にかけてくれたようだ。
 ぽん・たん館の前の道路を渡ると小さな道があり、そこを下ると滝の反対側に出る。
 この滝は滝つぼがなく直接海に注ぎ込むというのだが、入り江になっているので正面からだとあまりよくわからない。滝の上にある橋から覗き込むと海は見えるのだが肝心の滝があまり見えなかった。

 明日は一日ハイキングの予定なので早めに休むことにする。
 この宿は新しいわけでなく、大浴場もあまりいいとは言えないのだが、通された和室は悪くもなく3階なので日当たりもいい。
 夏の日差しに干されたふかふかの布団であっという間に眠りについた。